お読みいただきありがとうございます。“地方公務員”の現在(いま)を応援し、未来も照らしたい。“現役地方公務員キャリアコンサルタント、ヒューマンリソースコンサルタント”の澤村一誠です。
地方公務員の世界では、新人のことを新採、新採職員と呼びます。新採とは、新規採用の省略です。略して新採です。安直な。(-.-)
かって新採なのに旧採とよばれた偉大な職員がいました。26歳と遅咲きの入庁ながら(遅咲きの意味不明)妻あり、こどもひとりという新採らしからぬ家族構成で扶養手当を受け取っていました。当時(平成5年)新採で扶養手当の申請をしたのは史上2人目という快挙でした。その新採は前職が警察官でがっちりしていて強面で笑うとキューティーで(?)、態度がデカかったのが旧採と呼ばれた理由らしいです。
その新採が配属されたのは市役所でも最も激務の所属でした。電話は誰よりも早く出ることが宿命ですが出ても満足な対応が出来ず相手を怒らせたことも数知れず。仕事量が非常に多く徒弟制のような関係で上下関係も厳しく残業の際には課員の店屋物の注文を取りお金を集めて支払うといったこまごまとした雑用も一切担当していました。雑用は新採の仕事だと自分に言い聞かせても“俺ばっかり”と言いたくなる。
「どんな仕事でも雑にすれば、雑用になる。どんな雑用でも心を込めれば、立派な仕事になる。」
BY 坂本龍馬 こころに響きます。
苦労しても新採は1年限りです。“心を込めて”が大切です。
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