公務員として仕事をしていると「調整」という妙な、しかし必要な仕事があります。市民サービス向上のために新しい事業を企画する。そして実施しようとするとほぼ例外なく「調整」というタスクが発生します。何を調整するのか? 誰と調整するのか? 

 新しい事業をするためには「利害」の対立する所属があります。先進的な設備を導入してもらうために当該設備に係る税金の減免を実施するなら税が“減じ”そして“免除”される訳ですから収入が減ります。当然のことながら然るべき収入の確保を至上命題とする税を担当する所属とは対立します。収入を見込み、その範囲で効率的、効果的に事業を実施するための適切な経費を見積もる財政担当とも利害が対立します。そこで他課との「調整」という妙な、しかし必要なタスクが発生する訳です。通常は実務の要である係長同士が調整します。そして調整が不調になれば課長補佐同志、その次は課長同士と上のポスト同士での調整になります。

「最初から課長同士で話をしてよ。」と叫びたくなる。

 このように担当者は結構エネルギーを使います。資料を作成し上司に説明し追加の資料を求められたら作成、そして課長同士の調整のための会議の日程の調整をして会議室を予約し、そしてやっと課長同士の会議を開催し(本当にやっとです。)ます。会議が終われば上司から「要点だけまとめておいて。要点だけでいいよ。」と容赦ない追い打ちの指示(は~っ)

要点だけって軽く言うな。それが一番むずかしいんじゃ。

 しんどくて折れそうになることもある。先のことを考えるとよりしんどくなる。まず、直属の上司に理解してもらう。資料の作成は同じような事業を実施している(←案外考えることは同じような自治体が多い。)他の自治体の資料をパクル(もらえるなら必ずデータでもらうこと)、そして必要に応じてリバイスする。時間短縮の王道です。長い道のりでもいつかは終わる。に違いない。いや、終わるだろう。終わるかも。(弱気です。)