目次
【目次】
【卒業おめでどうございます】そして【ありがとうございます】
【私も同じでした】
【ご本人の思い】
【そもそもコーチングって】
【そしてこれからも】
【もともとのコーチングとの関わり】
【卒業おめでどうございます】そして【ありがとうございます】
元地方公務員、奈良で対面でそして遠方の方にはオンラインでコーチングをさせていただいている澤村一誠です。
4月からコーチとして関わらせていただいていた方がコーチングを卒業されました。
私にとっては起業して最初にオファーをいただいた方です。
卒業するに際して大変嬉しい感想をいただきましたのでシェアさせていただきます。
そもそもコーチングを受けたいと思われた動機は「今の地方公務員という仕事に対してもやりがいを感じないので続けるべきかどうか迷っている」ということでした。
【私も同じでした】
実は、私も同じような悩みを十数年前から持ち続けており起業した経緯がありますのでH・Sさんの悩みや迷いは手に取るようにわかりました。ですのでコーチング期間中は私も私自身のことも開示しながらコーチとして関わらせていただきました。コーチングは奈良からオンラインで2週間に1回約60分のコーチングをさせていただきました。
私の経験もお伝えするなかで最終的には「まず今の仕事を続けよう」と決意を固められました。ご本人にとっても納得できる決断だったと思います。
【ご本人の思い】
以下地方公務員H・Sさんの感想です。
入庁時は「市民のために仕事をする!」という熱い思いを抱いていたにもかかわらず、係長職になってから、職員との人間関係の悩み等から強く退職したい気持ちを抱いて、10年あまり経ってしまいました。ただ、退職してから何をしたいかもまったくわからず、定年まで勤めるイメージもわかず、上司とも対立して、どうしようも無くなったある日、一誠さんのコーチングを受ける機会がありました。
コーチングの最初は、一誠さんから投げかけた質問にまったく答えることもできなかったこともありましたが、コーチングの回数を重ねるたびに、段々と自分に向き合うことができ、「基本を大切にする」といった自分の強みを改めて見つけることができました。
考え方が前向きになり、「まず今の仕事を続けよう」「新たなことに取り組んでみよう」「自分のやりたいことをやりきる人生を送ろう」と思えるようになったことに感謝しています。
【そもそもコーチングって】
「コーチングやっています」とお伝えするとまず「コーチングって何ですか?」と何のコーチですか?」「いい体格をされていますので格闘技ですか?」「格闘技でも柔道とか空手ですか?」「ラグビーですか?」といった反応が返ってきます。
正直なところなかなか説明しずらいところがあります。そんなときは「カウンセリングやコンサルティングの親戚、仲間のようなものです。コンサルティングはコンサルタントが切れっキレッの解決策を提示しますがコーチはそうではありません。コーチはクライアントの中に沢山あるこれまでの経験や知識、人脈といったもの・・・・我々コーチは「クライアントの中にあるリソース」と呼んでいます。このリソースに焦点を当てクライアントさん自身に「こんなリソースがあるんだ」と気づいてもらい有意義な人生を歩んでもらう。良りよく生きてもらう関わりです」とお伝えしています。どんな方にも素敵な素晴らしいリソースがあります。私自身もこれまでのコーチングでマイコーチから(私たちコーチにも自分のコーチがいる方がほとんどです。この自分のコーチのことを我々のコーチ業界ではマイコーチと呼んでいます)いろんな質問をしていただき自分では気づいていなかったリソースに気づくことが出来、自信と勇気を持つことが出来ました。今回コーチングをさせていただいたH・Sさんの感想にもあったように最初は私からの質問にも答えることができませんでしたが私は彼の中に眠っているリソースを信じて繰り返し繰り返し「H・Sさんは本当はどうしたいの?」「H・Sさんの誰にも負けない強みは何なの?」「H・Sさんが仕事をするのに大切にしていることは何なの?」「「H・Sさんが人生で大切にしていることは何なの?」と問いを投げかけるなかでご自身の中にある沢山のリソースに気づかれたようでした。
これこそがコンサルティングがコンサルタントが持つ切れっキレッの解決策を提示して問題を解決するのとの決定的な違いです。だからコーチングはどのような局面でもどのような背景のあるクライアントにも対応できるのです。
「相手の中に答えはある」これこそがコーチングのコーチングたる所以です。
【そしてこれからも】
もともと私はコーチングで人生にイノベーションが起きました。私は地方公務員という仕事にもやりがいを感じながらも何かもの足りなさを感じていました。いまから十数年前のことです。「もっともっと魂が燃えるような仕事がしたい」、「生きているという実感のある仕事がしたい」、「このまま定年退職を迎えるのは嫌だ」、「俺はやりたいことをやっているのか」、「仕事はそんなもの」、「仕事は生活の糧」といった考え方もあながち間違いではありませんが当時は本当に「仕事」について、「人生」について本当に毎日真剣に向き合い「これでいいのだろうかと自問自答することが多かったと記憶しています。そして2011年3月11日、午後2時46分、あの東日本大震災が発生し多くの方の命が失われました。2014年には父が亡くなるといったこともありました。もともと病院嫌いでしたが入院して1月足らずの永眠でした。命のはかなさや自分の人生の今後について、そして係長のときに習得したコーチングで起業できないだろうか。奈良でコーチングを広めることはできないだろうか。仕事や人生に悩んでいる地方公務員にコーチングを提供できないだろうかと真剣に考え出したのもこの頃です。
【もともとのコーチングとの関わり】
コーチングにはじめて触れたのは市役所で係長になったときです。地方公務員として仕事をするなかで市民の方にどのように関わればいいのだろう?スタッフに気持ちよくモチベーション高く仕事をしてもらうにはどうすればいいのだろう?
という悩みに直面していました。そして「コミュニケーション」、「人材育成」、「コーチング」といったキーワードでネットを検索、目に飛び込んできた「コーチング」=「自発的行動を促進するコミュニケーションの技術」という言葉に惹かれ、最寄りのコーチングスクールで無料体験講座を受講したのがコーチングとの最初の関わりです。相手の中に答えがあると信じる「コーチング・マインド」や相手を「信頼する」関わり、そして「認める」や「聴く」といったコーチングスキルを使うことで市民の方が本音で話をしてくれたり、仕事で困ったり悩んだりしている部下が「実は・・・」と話をしてくれるようになりました。市民の方との関わりや部下との関わりの中で「相手の話を聴けばいいんだ」と気持ちが楽になって肩の荷が下りたことを覚えています。そしてその後私自身の人生にもイノベーションが起きたのは先ほどお伝えしたとおりです。コーチングを深めれば深めるほど、この素晴らしいコーチングをもっともっと広めたい。人材育成やコミュニケーションで悩んでいる人に伝えたい。クライアントの人生に大きな影響を与えるコーチとして起業したい人を応援したいと定年を待たずにこの2021年3月に市役所を退職し4月からプロのコーチとして起業しました。これからも迷い悩んでいる人を全力で伴走します。
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